A.T/制作日々


by flaneur555

7/16、送り火のサヨナラ原発デモ

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7/16、午後3時に原宿駅を出るとデモ行進が表参道を下り動き始めている。代々木公園に向かい歩道を歩きながら、デモの列に加わるために車道に降りる場所を探す。途中で警察の規制線を越えてショートカットでデモに加わろうとするオジさんが、警察官の(後方に回るように!)との丁寧な説明に、ひどく興奮して文句を言っている。困った人はどこにでも居る。公園入り口を過ぎたあたりで、車道に出ると井の頭通りは前後見渡すかぎり人々の姿で埋まっていて、少しドキッとする。先週の国会議事堂のデモとは規模が違う。

原宿駅前交差点を小規模づつで渡り表参道へ歩いて行くため、遅々として進まない。見渡すと、様々な労組の旗、憲法9条を守ろうTシャツを着た人、天皇制の廃止と叫ぶオジイさん、オスプレイやめろのプラカードなど、反原発と関係なさそうな変な左翼の人々もちらほら居るが、ほとんどの人々は日本の未来を変えるために集まっていると思う。
身障者の乗った車イスを押すオジさんの肩に白い杖を持った視覚障害者のオバさんが手を掛け、オバさんの肩には視覚障害者のおばあさんが手を掛けて、4人でひと組み縦長になって炎天下、互いにあまり言葉を交わさず静かに歩いていた。

代々木公園から表参道を下り、青山通りを左折、ベルコモンズの角を左折して明治公園まで、2時間くらいかけて歩く。歩道や信号待ちで止まった車、歩道橋の上からなど通りすがりの人々の温かい視線を感じる。デモに参加していなくても、原発に対して憂いている事が優しく伝わってくる。オープンカフェに座る人達がデモ参加者に拍手したりしていた。

道路は1車線潰してカラーコンを置き、等間隔に警察官が並びスムーズなデモ誘導をしていて、高揚感のある行進する僕らとは違い炎天下の中、直立で職務をはたしている警察官に少し申し訳ない気持ちになる。信号待ちで立ち止まった時、ひとりのデモ参加おじさんが若い警察官に「水分補給はしているか?」と問いかけていた。警察官はズボンのポケットをポンポンと叩いて「大丈夫です」と答えたが、ポケットにペットボトルが入っている様には見えなかった。

最終地点の明治公園前に到着すると数台の観光バスが窓の内側にプラカードなどをかざして、乗客はデモ隊に手を振っていた。遠方からツアーかチャーターでデモに参加していたのだろう。行進が終わりとんぼ返りするようだ。公園内にぞくぞくと入って行く参加者を横目に家路についた。

様々な人が色々な意識でこの国に声をあげている。
僕は原発を将来的には0%にするべきだと思うけれども、シュプレヒコールの大飯原発再稼動反対ではない。必要な電気は供給されるべきだと思うし、関西はそれでも10%節電である。

デモに参加しようと思ったきっかけは、大飯原発再稼動反対で原発前に集まったデモの人達が近くの公共トイレのコンセントからipadやi-phoneをタコ足配線で多数充電している写真をネットで見たからです。(写真の真贋はわかりませんが)アレ!これは何か変だな!って思い一度現場を自分自身で見てみなくてはと感じた訳です。
今回のデモ拡大もネットやツイッターが大きな役割を果たしているはずですが、みんな電気を使います。盲信的にならずにより良い方法を考えていきたいと思います。

家に帰り着くと向かいに住むおばあさんが玄関前で送り火をお炊き上げしていた。
国を守ったご先祖様に申しひらきのできる日本でありたい。
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by flaneur555 | 2012-07-16 22:48 | 日々