A.T/制作日々


by flaneur555

白金/プリントギャラリー

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森岡書店、森岡さんに貰ったヘルムート・シュミットのポリティクスグラフィーエン展チラシに感じるものがあり、メモした地図を片手に散々迷ってたどり着いた白金のプリントギャラリーは、古い木造アパートの様な建物をDIY風にギャラリーにしている。古書価のついている[タイポグラフィートゥデイ](アイデアの版元で再販されている)などで名前だけは知っていたシュミットさんは1981年以降、大阪で自身のデザイン事務所を営んでいるそう。(まったく知りませんでした!)
ポリティクスグラフィーエンとはポリティクス(政治)とタイポグラフィーの二つの言葉を組み合わせた造語だそうです。(デザインとは姿勢である)とチラシに書かれた言葉が心に沁みます。
この展示は1978年にオランダの印刷会社デ・ヨングのピーター・ブラッティンガの依頼により、ブラッティンガの自宅地下のギャラリーPrintGallery(白金と同じ名前)で開催された時の物だそうです。デ・ヨングの印刷物は質が高く古書価も高い。(恵比寿のリムアート等で見る事が出来ます)
ヘルムート・シュミットをピーター・ブラッティンガに紹介したのが、オランダのスーパーデザイナー、ウィム・クロウェル(この人の本は良い本が多く新刊本でもすぐ古書価がつくので見つけたらすぐに買いましょう!)で大阪万博のオランダ館グラフィックを手がけています。
作品はすべてオリベッティーのタイプライターで打ち出された文字の組み合わせで、タイプする指の力の強弱でインクの載りに変化をつけ、出来上がった原稿を複写して、暗室作業によりボカシをいれたりしていると解説にあり、シンプルな表面の裏側には緻密な作業がうかがえます。
北園克衛のコンクリート・ポエムのような佇まいです。

今、政治の大きな転換期にあるここ日本で30年前の言葉が体に響き心に沁みます。
7/22まで、printgallerytokyo.com ぜひ!
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by flaneur555 | 2012-07-12 19:39 | ギャラリー