A.T/制作日々


by flaneur555

閉店タイポグラフィー

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HMV渋谷が閉店する今、学芸大学駅前の小さなCDショップが店じまいするのに何の不思議もない。たぶん店主が油性ペンで丁寧に描いたであろう閉店セールの告知ポスターが、なんとも良い感じ。数年前、話題になったJRの工事作業員さんが休憩中、ガムテープで張り描きしていた駅構内案内図タイポグラフィーと同じにおいがする。作業員ガムテープタイポの特徴は、まだ使用していないガムテープの外周円形を定規に使い、カッターでテープを切り落として全ての文字にアールをつけていたけれど、このCDショップ店主タイポはどこまでも定規でひいた直線ですべてを仕上げている。本来の文字が持つアールの部分を絶妙な斜めラインで全部のりきっているのが特徴。
2人ともそこら辺のデザイナーよりもタイポグラファーの才能があると思う。素人のその人間自身が本質的に持っている創造力や造形力、手癖みたいな線や形や色がちょっとしたタイミングで、世間にこぼれ落ちた物にはデザイナーがどれだけ学んでも追いつけないオリジナリティーとセンスが光っている。このお店、軒先を資金の無い若者にちょい貸しする不動産斡旋ビジネスを紹介したTVに映っていた事がある。その時は若い焼き芋屋さんに週末のみスペースを貸していた。
フットワークが軽くアイデアがあり、タイポグラフィーがうまいCDショップ店主の次の展開が楽しみです!ちなみにこの店のすぐ隣に飯島書店という古書店があり、良い本が安く買えます。
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by flaneur555 | 2010-08-14 17:26 | 日々