A.T/制作日々


by flaneur555

桜の丸彫り

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桜の木から丸彫りして作っているスツール。桜が咲くまでには完成させたい!

中目黒、家の近所の広い敷地のお屋敷が取り壊されて駐車場になった時に切り倒された樹齢70〜80年のソメイヨシノ。産廃トラックに重くて載せられなかったのだろう、根元の部分だけそのままほったらかしてあったのを台車に載せて2人がかりでやっと家に持ち帰った。ホームセンターでチェーンソーを買ってきて皮を剥ぎ終わったところで、その作業のあまりの大変さに制作をあきらめ3年間ほど家の前に雨ざらしにしていた。拾った時は立派な大木があまりにかわいそうでもったいないと思ったのに、自分は雨ざらしで腐らせているだけなんだと、ほんの少し心苦かった。
そうこうして去年の暮れ、3FORMS展で一緒に展示をした中目黒コウモリヤの伊藤さんが近所に住む彫刻家の先生を紹介してくれた。コウモリヤで伊藤さんが入れてくれたコーヒーを3人で飲みながら桜の木の話をすると、すぐ自分のアトリエにもってこい!腐らせるとは何事だ!道具は何でも貸してやる!場所も貸してやる!と、怒られた。いちから木彫について丁寧に教えてもらった。先生は危ないからと言って、必ず最初に道具の使い方を自分でやって見せてくれた。すてきな先生のおかげで、拾った時に感じた桜の木への思いが3年経ってやっと何とかなりそうです。
made in nakameguro
追記
現在、中目黒5丁目にある現代彫刻美術館で平山先生の展覧会が開催されています。
この彫刻家の平山先生、僕が以前からずっと好きだった、あちこちの公園にあるモルタル製のタコ滑り台を作った人でした!
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by flaneur555 | 2010-03-05 05:32 | 立体